さやいんげんの栄養成分や健康効果について考えてみました

さやいんげんの栄養成分や健康効果について考えてみました

野菜の栄養を考えるシリーズです。今回は第2回目となります。取り上げる野菜はさやいんげん。さやいんげんにはどのような栄養価があるのでしょうか?みていきます。

さやいんげん

さやいんげんに含まれる注目の栄養成分

さやいんげんにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか?
注目の成分からチェックしてみましょう。
特にカリウムが豊富だとされていますが、緑黄色野菜の代表的な栄養素であるβカロテンも豊富で、なんとレタスの3倍以上も含まれているようです。
美容に良いとされるミネラルも含んでおり、美容、健康面どちらを取っても優秀な食材の一つですね。

 

さやいんげんを食べることで得られるであろう効果

さやいんげんを食べる効果として、まずカリウムがもたらす高血圧への効果が期待できます。
カリウムは、塩分であるナトリウムを体内から排出する効果があり、利尿作用もあるので、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的とされています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、抗発ガン作用や免疫賦活作用、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る効果があると言われています。
ミネラルにはお肌の健康を保つ効果、ニキビの改善、美白効果などが望めます。

 

さやいんげんのカロリー

さやいんげんにはどれくらいのカロリーが含まれているのでしょうか。
100gあたり23kcal、1パック150gあたり35kcalとされているので、ヘルシーな食材と言えますね。
生で食べる事はほとんどないと思いますので、調理の際には火を通して炒め物、煮物にして食べてみてください。

 

さやいんげんの選び方

新鮮なさやいんげんは、緑の色が鮮やかなものです。
時間が経つとともに黄色みを帯びてくるので、より緑色が濃いものを選ぶと良いでしょう。
太い方が良いと思われがちですが、実はあまり太くないものの方が良いとされています。
その理由は、太く大きいものは育ち過ぎている場合があり、筋が太くなり硬くなっていたりするからです。
若く、細い物が柔らかく美味しく甘みがありますよ。

 

さやいんげんの保存の仕方

さやいんげんは乾燥にとても弱く、パックで密封されていてもすぐに乾燥してしまいます。
なので、袋や密封容器に入れ冷蔵庫の野菜室で保存するのはもちろん、1週間以内に使い切ってください。
もし冷凍する場合は、硬めに茹でたものをラップなどでしっかりと包んで保存します。

 

スーパーでのさやいんげんの値段

1パック100円から150円ほどで購入する事ができ、1パックあたりの本数は約10本ほどです。
季節によって量が多かったり、少なかったりするので、旬の時期に購入して保存しておきましょう。

 

さやいんげんのおいしい時期

年間を通じて流通しているさやいんげんですが、比較的多く出回るのは7月頃です。
6月から9月くらいにかけてスーパーでたくさん見かける事が多いので、夏の野菜だと言えますね。
若いものほど美味しいと言われるので、初夏におすすめです。

 

さやいんげんを使った簡単料理

さやいんげんはゴマと相性が良く、和え物にするのがおすすめです。
醤油や砂糖とゴマを和えるだけで、甘辛く香ばしい味わいになります。
さやいんげんだけでメインのおかずになる事は少ないですが、「あと一品」という時や付け合わせに最適です。
その他、コーンや玉ねぎと合わせたかき揚げにしても良いですし、シチューやカレーに入れても美味しいです。
あまりクセがないので、どんな料理にも合いますよ。